送り出しにおける強み
現地との連携〜丁寧に育ててきた 強いコネクション
海外 とくにフィリピンとの強いつながり
当組合は、「誰もが安心して歳をとることのできる社会」を実現すべく、かなり早い段階からこの制度に注目していました。いずれ逼迫していく介護業界の将来を真剣に考えたとき、「海外のエネルギー溢れる若者」という新たな風が必ず重要になると考えたからです。そこから海外、とくにフィリピンとの深い交流がスタートしました。
フィリピン最大手の送り出し機関と連携
受け入れを検討されている介護施設の方々にとって、何よりも気になるのは「どんな実習生がやってくるのか」です。そのため当組合は、時間をかけてフィリピン現地の機関を見て回り、長い付き合いを見据えた信頼のおける送り出し機関と提携することができました。
中でも、フィリピン最大手の送り出し機関である「日本国際リクルートメントエージェンシー(NKRA)」は、グループ内に日本語学校と介護の専門学校を抱えているため、「世界一のホスピタリティを持った介護の人材」を育てるノウハウが蓄積されています。(関連リンク)
現在も頻繁に通い 連携強化につとめる
国内においても海外においても、制度を取り巻く現状は目まぐるしく変わっていきます。そのため当組合は、現在も足繁く現地機関を訪れながら、教育体制などをこまめにチェックし、かつ送り出し機関とのさらなる関係強化につとめています。
また、常に最新状況を把握しながら制度の運用ができる体制を整えるため、現地には日本人の駐在員や顧問を置き、二重三重のバックアップを行なっています。
- 年間1,000名以上を送り出す
技能実習のプロフェッショナル -
NKRA ディレクター 藤本 哲児
フィリピンに常駐し、出国前4ヶ月間の日本語、マナー・ルール、文化などの教育を総括。28クラスの教室と67名の講師を束ねる専門家。
2017年度には1,436名の技能実習生送り出しに貢献し、多くの「N4」合格生徒を輩出。
- 40年以上 フィリピンと関わり続けてきた
心強い現地スタッフの存在 -
当組合 現地駐在 室谷 芳延
1979年から1993年にかけてフィリピンにおけるNGO活動を展開。
とくに医療の分野にて活躍し、現地の大学や行政にも大きなコネクションを持つ。
近年フィリピン永住ビザを取得し、現在も日・比の友好交流に努める。
フィリピン人実習生ってどんな人?
東南アジア特有の、明るくエネルギーに満ちた性格はもちろんのこと、「世界第3位の英語公用国」という点も、コミュニケーションがとりやすいという点で大きな強みです。受け入れ企業様の中には、「実習生に触発されて職員が英語の勉強を始めた」との事例もあります。また、マルチリンガル(二か国語以上話せる人)が多いため、新しい言語を習得する力が秀でていることも特徴です。
また、フィリピンでは実習生の送り出しに大使館の承認が必要など、「国を代表して海を渡る」ということに一定のハードルが設けられています。そのため、それらをパスした実習生には、自ずと優秀な人材が多くなるという傾向が見られます。
現地での教育〜充分な助走が 充実した実習へつながる
母国と日本の一貫した教育システム
限られた時間の中でひとつの言語を習得する。そんな状況の中で重要なのは、「いかに無駄をなくすか」です。当組合では、母国の送り出し機関と頻繁に意見交換を行い、実習生の状況を都度把握することで、母国・日本での一貫した日本語教育を行なっています。
それにより、両国での教え方の違いや、講習内容の重複などの無駄を省き、最も効果的な教育が常に行われるように細心の注意を払っています。
「実際に使える」日本語と介護技術の教育
実習生が新しい言語や技術を学ぶ目的は、日本語検定や技能検定にパスすることではありません。カリキュラムの中では、単純な試験対策ではなく、実際に現場で役に立つような「活きた」日本語、または技術を教えることを重要視しています。
会話重視の日本語教育、実践型の介護教育と共に徹底することで、滑らかに実習のスタートを切ることができるような仕組みづくりを行なっています。